COLORS IN FASHION / 服にある色
コンビニの光を、勝手に着替えさせた夜
仕事帰り、いつものコンビニの光を見上げた。赤、緑、オレンジ。僕はそのまま写す代わりに、赤いジャケットと青緑のパンツへ置き換えていた。看板をまねたのではなく、街の配色を自分の服で再編集した夜だった。
QUICK ANSWER
赤ジャケットは、青緑を下へ、黄を顔まわりへ:赤を上半身の大面積へ置き、青緑のパンツを下半身へ離します。黄色は襟元だけに絞り、ネクタイをパンツと近い青緑にすると、強い色にも上・中央・下の順番が生まれます。
- 赤
- 青緑
- 黄
- 緑

画像クレジット写真・投稿編集:色相中毒者本人。背景の施設・作品・商標等の権利は各権利者に帰属
毎日寄る場所ほど、色を見なくなる。でもその夜は、看板の赤と緑が服の中まで追いかけてきた。僕は赤いジャケットを着て、緑をそのまま使わず青緑へずらした。色のコピーではなく、色のリミックスだ。
01 / FEEL
赤い看板を、青緑へリミックス
赤ジャケットを大きく、青緑パンツを下へ、黄色のシャツと深い青緑のネクタイを顔まわりへ置いた代表パレットです。
※写真から選んだ画面用sRGB代表色です(実測値ではありません)。
赤#D82736
僕の一言:上半身を大きく覆い、夜の画面で最初に視線をつかむ
写真から読み取った色RGBを表示
216, 39, 54青緑#176A75
僕の一言:赤から離れた下半身で、冷たい重心をつくる
写真から読み取った色RGBを表示
23, 106, 117黄#D8CB5A
僕の一言:赤と青緑の間、顔の近くへ小さな光を置く
写真から読み取った色RGBを表示
216, 203, 90緑#196C64
僕の一言:パンツの寒色を襟元で反復し、上下をつなぐ
写真から読み取った色RGBを表示
25, 108, 100本人の体験、日付、画像権利、出典を公開前に確認した記事です。
いつもの看板を、服の中で再編集した
仕事帰りに見慣れた赤と緑。僕はその配色をそのまま着るのではなく、緑を青緑へずらした。赤いジャケットは看板の光より大きく、パンツの青緑は夜の足元へ沈む。日常の色は、コピーするより少し変えた方が自分の物語になる。
赤と青緑は、上下へ離す
赤と青緑は色相環で離れた強い組み合わせ。隣り合わせに細かく並べる代わりに、赤を上、青緑を下へ分けた。視線が上半身から足元へ移動するため、二色が一か所で震え続けない。
黄色は、顔へ戻るための標識
赤と青緑だけでも成立する。でも黄色のシャツが襟元から少し見えることで、足元へ落ちた視線が顔へ戻る。色数を増やしたのではなく、視線の帰り道をつくった感覚に近い。
明日試すなら
赤いアウターと青系パンツを上下へ分け、襟元へ黄色を指一本ぶんだけ見せる。寒色をネクタイや靴で一度反復すると、上下が離れすぎない。三属性とPCCSの入口で補色色相と面積差を一緒に見ると、強い配色を怖がらず試せる。
色を減らすより、役を決める
この日の答えは、派手な色を隠すことではなかった。主役、土台、焦点、反復。同じ色数でも役を分けると、目は迷わず全身を歩ける。
僕は色を正しく着たいのではなく、もっと自由に着たい。その自由を支えるために、感覚のあとから色彩学を呼び戻す。
COLOR LAB / CLASSIFY → MEASURE
もう少し色の底へ潜る
毎日寄る場所ほど、色を見なくなる。でもその夜は、看板の赤と緑が服の中まで追いかけてきた。僕は赤いジャケットを着て、緑をそのまま使わず青緑へずらした。色のコピーではなく、色のリミックスだ。
主役・土台・アクセント・余韻は、僕がこの日の配色に置いた役割です。色は記事用の代表色として眺めます。
02 / GUESS
この4色、色相の位置は近いと思う?
この4色の色相位置は広く離れています。それでもまとまって見えた理由は、色相の近さだけではありません。下の図で、面積・強さ・配置まで見てみましょう。
03 / HUE
24色相で見る、色相の位置関係
PCCSの24色相を、色の順番と4色の距離で眺めます。近似候補の4色だけが光ります。
PCCS 24色相の番号・略記・色名を全部見る
- 1pR紫みの赤
- 2R赤
- 3yR黄みの赤
- 4rO赤みのだいだい
- 5Oだいだい
- 6yO黄みのだいだい
- 7rY赤みの黄
- 8Y黄
- 9gY緑みの黄
- 10YG黄緑
- 11yG黄みの緑
- 12G緑
- 13bG青みの緑
- 14BG青緑
- 15BG青緑
- 16gB緑みの青
- 17B青
- 18B青
- 19pB紫みの青
- 20V青紫
- 21bP青みの紫
- 22P紫
- 23rP赤みの紫
- 24RP赤紫
- 赤 #D82736 → 2:R / 近似 v2
- 青緑 #176A75 → 15:BG / 近似 d15
- 黄 #D8CB5A → 8:Y / 近似 b8
- 緑 #196C64 → 14:BG / 近似 d14
※4色はsRGB代表色からの近似分類。図の色は正式色票の再現ではありません。
PRIMER / ATTRIBUTES
色相・明度・彩度とは?
色を見るときの、3つのものさし。
- 色相何色?
- 明度どれくらい明るい?
- 彩度どれくらい鮮やか?
04 / TONE
PCCS 12トーン|色の気分が住む星図
トーンは、明度と彩度をまとめて捉えた「色の調子」。
星を選ぶと、正式名と調子がここに現れます。
4色は、同じトーンではありません。僕には、この少しずつ違う調子がコーデのリズムに見えました。
05 / HARMONY
この4色に隠れていた、3つの配色技法
- 中差色相配色×3少し離れた色が、リズムをつくる。
- 対照色相配色×0大きく離れた色が、輪郭を立てる。
- 補色色相配色×2向かい合う色が、互いを光らせる。
近い色のつながりと、遠い色のコントラストが同居する。だから4色でも、まとまりと勢いの両方が生まれました。
6組の判定を詳しく見る
赤と青緑の補色色相候補を上下へ離し、黄を小面積のアクセント、青緑のネクタイを反復として置いた配色。。4色全体を単一の技法には断定しません。
赤 2:R × 青緑 15:BG
色相差 11 → 補色色相配色
赤 × 青緑赤 2:R × 黄 8:Y
色相差 6 → 中差色相配色
赤 × 黄赤 2:R × 緑 14:BG
色相差 12 → 補色色相配色
赤 × 青緑青緑 15:BG × 黄 8:Y
色相差 7 → 中差色相配色
青緑 × 黄青緑 15:BG × 緑 14:BG
色相差 1 → 隣接色相
青緑 × 青緑黄 8:Y × 緑 14:BG
色相差 6 → 中差色相配色
黄 × 青緑配色技法の該当・非該当を見る
- 補色色相配色部分的に該当
赤と青緑は近似候補で色相差11〜12となり、服の上下で強い対比をつくります。
- アクセントカラー該当
黄色は襟元の小面積だけに置かれ、顔まわりへ視線を戻します。
- 色の反復部分的に該当
パンツとネクタイの青緑を上下で繰り返し、離れた寒色をつなぎます。
色相差の分類は、PCCS 24色相番号上の最短差を使った記事別の監査データです。4色全体が必ず一つの正式技法に一致する、という意味ではありません。赤は小面積のネクタイとして、筆者のスタイリング上のアクセント役割で説明しています。
変換と配色技法の参照:PCCS Color Calc / RIT Munsell Renotation Data / 色彩検定協会 2級出題例
ADVANCED|OKLCH色相角の24分割図と計算値を見る
ADVANCED / OKLCH
OKLCH色相角の24分割図
Palette Junkie独自・OKLCH色相角の24分割図です。PCCSの24色相環ではありません。4色のマーカーは区分へ丸めず、計算したOKLCH色相角の位置に表示しています。
- 赤 #D82736 / 23°
- 青緑 #176A75 / 208°
- 黄 #D8CB5A / 103°
- 緑 #196C64 / 185°
セグメントはOKLCH L=0.68 / C=0.14、各中央色相15°刻み、sRGB外はクロマを二分探索で下げて収めています(palette-junkie-oklch-hue-wheel@1.0.0、24区分)。教育用の位置表示であり、PCCS正式色・記事の代表色ではありません。
LEARN / LOOK AGAIN
色相は離れているのに、なぜまとまって見える?
この日の4色は、色相環の中で近くに集まっているわけではありません。青いデニムを広く、緑の帽子を顔まわりに、赤を細いネクタイに置くことで、役割が見えました。
赤は、写真上の小面積と配置から、僕はアクセントとして読みました。これは僕のスタイリング上の解釈で、HEXだけやPCCSの正式技法から自動判定したものではありません。
理由1|面積が同じではない
実測面積ではなく、記事と写真から読む教育用の概念図です。
理由2|色の声量を同じにしない
ここでいう「声量」は、僕が写真とスタイリング上の役割から感じた印象です。青を土台、緑を顔まわり、赤を細い線として、視線の入口をつくりました。
OKLCH L/Cは上級詳細に置き、PCCSの彩度や実物の色とは分けて扱います。
理由3|置く場所が分かれている
- 帽子 — 緑
- デニム — 青
- ネクタイ — 赤
- 髪 — 赤紫
色が別々の場所へ置かれることで視覚的な役割を分けやすくなる、という僕の読みです。
COMPARE / SAME COLORS
色数より、色の役割を見てみよう
A|全部を同じ面積で使った例
4色が同じ声量で競うと、視線の入口が決まりにくくなります。
B|役割に差を付けた例
青を広い土台、緑を主役、赤を小さなアクセント、赤紫を余韻にすると、4色の役割が見えます。
どちらも実際の服装の面積測定ではなく、配色の考え方を比べるための概念図です。detailsを開閉できない環境でも、AとBの説明文で違いを確認できます。
あなたなら、この4色のうち、どの色をいちばん小さく使いますか?
色数を減らすだけでなく、色ごとの役割に差を付ける方法もあります。
ADVANCED|Harmony候補とOKLCH計算を見る
ADVANCED / HARMONY
OKLCH色相距離を観察する
Palette Junkie独自・OKLCH色相距離観察 v1.0。ここで表示する「近い・離れている・反対側に近い」は、OKLCH色相角の差を観察するための独自区分です。PCCSの正式な色相配色分類ではありません。
赤 × 青緑
反対側に近い色相位置
色相差:約175°/OKLCH Lの差は穏やか/PCCS近似分析は上の監査データを参照/補色そのものを保証する判定ではない赤 × 黄
大きく離れた色相位置
色相差:約79°/OKLCH Lの差は大きい/PCCS近似分析は上の監査データを参照赤 × 緑
大きく離れた色相位置
色相差:約162°/OKLCH Lの差は穏やか/PCCS近似分析は上の監査データを参照青緑 × 黄
大きく離れた色相位置
色相差:約106°/OKLCH Lの差は大きい/PCCS近似分析は上の監査データを参照青緑 × 緑
近い色相位置
色相差:約23°/OKLCH Lの差は穏やか/PCCS近似分析は上の監査データを参照黄 × 緑
大きく離れた色相位置
色相差:約83°/OKLCH Lの差は大きい/PCCS近似分析は上の監査データを参照大きく離れた色相位置
candidate赤と緑のOKLCH色相差は162°。大きく離れた色相位置として表示しています。
不足:実物の測色値、服上の面積比、照明・素材条件代替候補:大きく離れた色相位置として読む/作者の主役色/アクセント色として読む計算:確定/実物との一致:未測色/PCCS:記事別近似候補あり/役割:記事上の役割近い色相位置
candidate青緑と緑のOKLCH色相差は23°。近い色相位置として表示しています。
不足:実物の測色値、服上の面積比、照明・素材条件代替候補:近い色相位置として読む/同日の記録として物語を読む計算:確定/実物との一致:未測色/PCCS:記事別近似候補あり/役割:記事上の役割アクセントカラーやドミナントカラーは、面積・配置・素材・本人の意図が揃って初めて検討できます。ここでは候補と不足条件を同時に表示します。
06 / TRY
明日、30秒で自分の服を試すなら
- 主役にする色を一つ決め、全身で最も大きな面積へ置く。
- 二番目の色は場所を離すか、近い色相として反復する。
- 追加する色は襟・ネクタイ・靴など小面積から試す。
- 最後に24色相とトーンで、感じた強さへ名前をつける。
色を減らす前に、色の役割を変えてみよう。
TAKEAWAY
今日、持ち帰る3つのこと
- 色の三属性は、色相・明度・彩度。
- トーンは、明度と彩度を複合して捉えた色の調子。
- 4色でも、面積・強さ・置く場所に差をつけるとまとまりやすい。
正確さと出典
無彩色はW / ltGy / mGy / dkGy / Bkの明度段階、トーンは例:p2のように略記号と色相番号で読みます。今回の4色は記事用sRGB 8-bit / D65代表色で、実物測色値や正式色票そのものではありません。
デジタル色値、PCCS上の分類、写真、実物の色は同じものではないため、ここではそれぞれの由来を分けて表示します。
計算は記事用sRGB 8-bit / D65代表色に対して、palette-junkie-color-science@1.0.0で実行します。内部計算値は小数6桁へ丸め、表示ではXYZを6桁、Lab・LCh・OKLCHを3桁、色相を整数へ丸めます。計算日時(calculatedAt)は記事の更新日を固定値として渡し、ビルド時刻で変動させません。LabはBradford順応でD50へ変換し、OKLCHは相対比較用に使います。
| 色 | XYZ D65 | Lab D50 | LCh D50 | OKLCH |
|---|---|---|---|---|
| 赤 | 0.297139, 0.163211, 0.050751 | 48.206, 66.712, 39.088 | 48.206, 77.319, 30° | 0.572, 0.209, 23° |
| 青緑 | 0.087169, 0.117735, 0.186393 | 40.575, -21.604, -13.479 | 40.575, 25.464, 212° | 0.483, 0.076, 208° |
| 黄 | 0.515221, 0.580509, 0.181619 | 81.132, -5.512, 56.600 | 81.132, 56.868, 96° | 0.831, 0.134, 103° |
| 緑 | 0.080626, 0.118509, 0.139167 | 40.798, -26.547, -2.892 | 40.798, 26.704, 186° | 0.482, 0.077, 185° |
- 色彩検定協会「色彩の基礎LESSON」— 色相・明度・彩度・トーン・PCCSの学習用語
- 日本色彩研究所「PCCSとは」— 24色相とトーンの概念
- CSS Color Module Level 4— 発行主体:W3C / CSS色表現とOKLCHの参照
- Why is the media white point of a display profile always D50?— 発行主体:International Color Consortium(ICC D50) / D50白色点の根拠
- CIE CIEDE2000— 発行主体:CIE / CIEDE2000色差式の根拠
- 公益社団法人色彩検定協会 — 今回の対象記事のPCCS近似候補・配色技法監査の参照
- 公益社団法人色彩検定協会 — 今回の対象記事のPCCS近似候補・配色技法監査の参照
- 一般財団法人日本色彩研究所 — 今回の対象記事のPCCS近似候補・配色技法監査の参照
参照日:2026-08-24(各資料のURLは上記リンク)
- #D82736 — 入力ハッシュ 73595b78
- #176A75 — 入力ハッシュ c0cdca27
- #D8CB5A — 入力ハッシュ 70f4ffdd
- #196C64 — 入力ハッシュ d2b3fdb1
KEEP DIVING



